思いでの味のはずが
時々食べたくなるナポリタン。
学生時代に学食で食べたナポリタンを再現してみようとしたけど、あまりにも昔の事過ぎて再現出来たのか出来なかったのか分かりませんでした。
思えば忙しかった短大の二年間。
二年目はアルバイトをはじめて家→学校→アルバイト→家の繰り返しで丸一日休みの日はほとんどなかった様な気がします。
一年生の最初の頃に友達と一緒に学食で食べたナポリタンが美味しくてお気に入りのメニューになりました。
ところが入学して間もなく2kgも太ってしまいナポリタンはしばらくお預けで
小さなパン一個を食べて自動販売機のミルクティーを砂糖抜きで飲んだりしていました。
それでも全然痩せないからストレスは溜まる一方。
あの頃は外見のコンプレックスが強くて、スタイルが良い人や綺麗な人、お洒落な人が羨ましくて
可愛くもなく地味であか抜けない自分の事が嫌いでした。
痩せたい、綺麗になりたいって毎日思っていました。
見た目が気になる年頃だから仕方ないにしても、今思えば何故そこまで必死になっていたのか分かりません。(性格直せば良かったのに)
もしかしたら憧れの人がいたからかも知れません。
名前も知らない人に一目惚れ。
それまで恋愛に興味がなかった私にとっては初恋の様なものでしたが、あくまでも憧れであって話したいとか少しでも近づきたいとか大それた事は考えもしませんでした。
それに当時は気付いて居なかったけどきっとその頃から社会不安障害の症状が出ていたのか常にマイナス思考。
恋する事さえ出来ませんでした。(恋をしたいとも思えませんでした。)
なので初恋さえない様な状態で終わってしまいました。
そしてその後いくつか不運が重なりメンタルが弱ってしまいました。
あとはネガティブまっしぐら、周りには気付かれない様に明るく振る舞いつつ不安と闘う日々。
現実の厳しさに苦しみながらもがきながら、だんだん心がすさん行きました。何をしても嬉しいとか楽しいとも感じずいつの間にか笑顔も消えてしまいました。
たくさん傷付きたくさん苦しみたくさん泣いて、ついに私は脱け殻の様になってしまいました。
それから長い長い期間まるでトンネルの様な闇の中にいました。
話せば長くなりますが本当にいろいろありました。
そんな苦しい日々を経て小さな幸せを感じられる今があります。
だから平凡な日常もささやかな幸せも私にとってはとても大切。
毎日ただ息をしているだけの脱け殻だった私は今は誰かの笑顔の為に生きています。
人生を振り返って今が一番幸せだと感じています。
厳しい世の中、辛い事がない訳ではありません。むしろ不安だらけです。
だけど今が一番良い、自分らしく生きられるから。
一人の娘として、妹として、姉として、おばとして、親戚として、友人として
人に恵まれた人生に心から感謝しています。
本日もご訪問ありがとうございます✨