あれから5年~本震の日
5年前の今日
本震がきました。
前日の夕方地域の避難所へ行きましたが地震の影響なのか犬が興奮して落ち着かない状態だったので私だけ犬と一緒にうちに帰りました。(地域の避難所では犬と一緒だからと断られる事もなくあたたかく受け入れて頂きました。)
そして帰宅後はずっとニュースを観ていましたが遅い時間になって横になりついウトウト…
はっとして目が覚めたのは午前0時半頃でした。
暫くニュースを観ていると突然激しい揺れと同時に停電、暗闇の中でガシャンガシャンと食器等が割れる音やドンドンと何かが落ちてくる音がしています。
突然の激しい揺れ、真っ暗で何も見えない中片方の手で犬をもう一方の手で荷物を抱えてスリッパで玄関に出ました。ギシギシとガラス片を踏む感触があり怖かったです。
何とか靴を履き鍵を閉めて外へ出ると
そこにはたくさんの人達がいました。
そして、近くの公園へ
何かあったら○○公園へと事前に家族と決めていたので直ぐに会う事が出来ました。
(有事の際の集合場所を決めておくのも大切だなあと思いました。)
2度目の大きな地震と続く余震
公園も真っ暗でしたがあるお母さんが猫のキャラクターのランプを持って来て下さったので公園の中に優しい明かりが灯りました。
小さな女の子とお母さんが持っている猫のランプ
2人の優しい会話と明かりに救われる思いでした。
そして、地域の方々の存在が心強くて地震は怖かったけど地震以外のあの日の出来事全てに感謝しています。
その後私達は隣の市に住む兄夫婦の家に避難させてもらいました。
そこは割と被害か少なく停電したりガスが止まる事も無かった様ですが
私が住んでいる地域では4~5日程、ガス、水道、電気が止まっていた様です。
うちに帰るとやはり酷い有り様でしたが家電や家具が倒れて壊れる事はありませんでした。
それでも壁等に少しヒビが入っていたり他にも地震の爪あとは残っていました。
そして、同じ県でも被害状況にはかなり違いがあり、ニュースを観ていると胸が痛む出来事もたくさんあり
自分のうちは被害が少ないうえに暫く身内の家に避難し、大きな不自由も無く過ごした事が申し訳ない気持ちになりました。
今でもあの時の事を思い出すと
数日間ライフラインが止まった中で過ごされた地域の方々にもすごく申し訳ない気持ちになります。
地震が残したトラウマ、申し訳ない気持ち、複雑な感情もありますが本当にあの時に助けていただいた方々、親切にして頂いた方々に感謝しています。(この気持ち、忘れてはいけない事だと思っています。)
そして、あの時の地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますと共に1日も早い復興を願いながら過ごして行きます。
(大きなショックもあり5年前の事で一部記憶が定かでは無い部分もあるかも知れませんが私が体験した事をお話しさせて頂きました。)
今もコロナ禍で災害の心配や増える犯罪等様々な問題と向き合う日々ですが
そんな中で備えや心構えが必要だと思っています。
何事も正しく恐れて対処する気持ちを持ちながら普段通りの生活も大切にして行きたいと思います。
1日も早く平和な日常に戻れます様に✨
最後まで読んで頂きありがとうございました。